2007年10月11日

うん子、おしっ子、ちん子…

 扇情的な(?)タイトルを掲げました。まずは以下の新聞記事をお読み下さい。

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 世も末だと思います。もちろん、学校だよりに「うん子」と書いた校長が、ではなく、こんな下らないことで盛り上がっている神奈川県が、です。

 こうしたことに目くじらを立てるのを、揚げ足取りといいます。神奈川県で教育に携わる人たちは、子どもが挨拶一つできないことに問題意識を感じていないのでしょうか。
 私は、神奈川県内の学習塾で講師をして生計を立てていたことがあります。授業は会社の方針で「気をつけ」「礼」で始めることになっていましたが、私は少しでもおろそかにする生徒がいれば何度でもやり直しをさせました。たとえ授業時間が削られることになってもです。挨拶はそれだけ大事なことだと思いますし、幼少期にきちんと身につけていないと大人になってからでは習慣になりません。民間でもこの程度の問題意識は持っています。
 「挨拶は大切だ」という真理すら、今の日本社会ではコンセンサスになっていないのです。このことに戦慄を覚えます。

 本件を伝えた複数の新聞記事を読む限り、校長の文で本当に言いたいことは「挨拶の大切さ」ということに尽きると思います。言葉尻だけを拾って「うん子」「どついたろか」を問題にするというのは、どういう背景があるのでしょうか。「どついたろか」にしたって、「という気持ちになってしまいます」ですから、実際に「どつく」わけではないのです。
 しかも、横浜市議会はそんなにヒマなんでしょうか。「決算特別委員会」だそうですから、他に大きな議題があったはずです。それでも「そのとおり、挨拶は大切だ」という形でこの学校だよりを取り上げたなら、まだ救いがあったと思います。これでは「ためにする」批判にしかなりません。
 おそらく、色々と政治的な背景があるのでしょう。想像するに、本件を追及した議員が公明党だったことからして、この校長は共産党系ではないでしょうか。それ以外に、こんな些細なことが議会で槍玉に挙げられる理由は思いつきません。(仮定が当たっていれば、それゆえにこの校長は迂闊だったと思いますが、脇に置きます。)

 もう一つ。子どもだけでなく、議員も子どもの親も、知的水準が下がってきていると思います。これも塾時代の経験ですが、授業でわざと幼児語を使った時、成績上位のクラスではこれが冗談だとまだわかってくれますが、下位クラスで「変な言葉遣いをしないで欲しい」と真面目に抗議されて唖然としたことがあります。冗談が通じない、レトリックが通じない…。言葉遊びは一定の知的水準がないと無理なんでちゅね。

 校長が共産党系と決まったわけではないのですが、一応お断り。私は、中学時代に個人的に発行していた新聞で、地元の自衛隊駐屯地で行われた「自衛隊まつり」を好意的に取り上げたことを契機に、共産党員の教師から徹底的にいびられた過去があります。従って共産党に対しては嫌悪感を持っているのですが、本件は是々非々という観点から擁護しました。

 ま、俺もあと20年くらいでこの世からおさらばさ。ほなさいなら。
posted by 為栗 裕雅 at 18:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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